物件選びは飲食店の課題
カフェの出店を検討する際、物件探しは避けて通れない重要なステップです。飲食店全般に言えることですが、物件探しは非常に大変なプロセスで、僕自身、適切な物件を見つけるのに半年もかかりました。しかも、その間は協力金バブルの影響で、小さな物件は誰も退店せず、加えて半導体不足の影響で冷蔵冷凍庫やコールドテーブルの確保も難しい状況でした。
カフェの物件探しは簡単?
とはいえ、カフェ業態に限って言えば、他の飲食業態に比べて物件探しは比較的簡単だと言えます。その理由は、カフェには「静か」「汚れにくい」「客層が良い」というポジティブなイメージがあるからです。逆に、重飲食業態やアルコール提供のある居酒屋などは、物件選びが難しいと言えます。
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重飲食業態の難しさ
例えば、油を多用する重飲食店や、煙や匂いが出る焼き鳥屋、ラーメン屋、カレー屋といった業態は、近隣住民からの苦情リスクが高いため、物件オーナーから敬遠されがちです。大家さんとしては、周囲に迷惑がかからない業態を望むため、重飲食店が入居することを嫌がるのです。
さらに、居酒屋やバーのようにアルコールを提供する店舗も、物件オーナーから嫌われがちです。たとえ上品で落ち着いた雰囲気のお店を作ろうとしても、オーナーにとっては「酔っ払うお客が集まる場所」というイメージが強く、好ましく思われないことが多いです。そのため、物件広告を見ていると、「重飲食不可」「アルコール不可」といった条件がよく目に入ります。
軽飲食可物件の有利性
一方で、「軽飲食可」と表記された物件は数多く存在します。カフェは軽飲食に分類されるため、このような物件であれば比較的簡単に入居できることが多いのです。僕もずっと「飲食店不可」の物件を狙っていましたが、実際にオーナーに業態を理解してもらえれば、交渉次第でOKをもらえることもあります。ちなみに僕の移転先はずっと飲食店不可物件でした。つまり、「飲食店不可」とされている物件でも、カフェのような軽飲食店であれば、入居の可能性があるということです。
家賃のメリット
このような飲食不可物件は、他の飲食業態が入りづらいことから、家賃が安いことが多いです。私が目にしたケースでも、カフェなどの軽飲食店が入居できる物件は、家賃が非常に手頃なことが多いです。逆に、重飲食店が入居できる物件は家賃が高くなる傾向があり、実際、僕のお店の周辺でも重飲食可の物件は坪単価が倍近くに設定されていることがあります。たとえば、10坪で10万円で借りられる軽飲食可の物件が、重飲食可になると10坪20万円近くで募集されることもあるのです。
カフェ経営における物件選びの優位性
カフェ業態の物件探しにおける最大の優位性は、比較的家賃の安い物件を選びつつ、他の業態が入りにくい場所でも出店できる点です。これにより、物件探しにおける競争が少なくなり、コストを抑えた経営が可能になります。また、カフェは汚れが少なく、騒音も少ないため、物件オーナーからも好まれる傾向があります。特に住宅地や商業施設の中でも、カフェは他の飲食店に比べて許可が出やすい業態です。
まとめ
重飲食業態に比べて物件探しがしやすく、家賃も低く抑えられる点は、カフェ開業を考えている方にとって非常に大きなメリットです。カフェの出店を成功させるためには、物件選びでの優位性を最大限に活用することが重要です。飲食不可物件でも交渉次第で入居できる場合があり、結果的に家賃も安く抑えられる可能性が高いのです。
このように、カフェは物件探しにおいて非常に有利な条件を持っています。物件選びで悩んでいる方や、これからカフェを開業したいと考えている方は、ぜひカフェ業態の特性を活かして物件探しを進めてみてください。
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