お店 いつも空いてるよね と通行人が言っていた
移転してから、通行人の方が「ここはいつも空いてるよね」という話をされているのを耳にました。プライベートな時間でも僕もお店の周りを歩くことが多いので、そんな声が自然と聞こえてきます(笑)。
いつも空いているというのはネガティブな印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、僕はむしろポジティブに捉えています。ここではその理由についてお話しします。
まず一つ目は、そもそも来店するつもりがない通行人にも認知されるようになったことです。移転前はうちのお店を目指して来る目的客がほとんどでした。間口が2mもなく、イートイン営業をしているかどうかも分からない状態でしたから、偶然通りがかって入るお客様は少なかったのです。
しかし、今では「いつも空いてるよね」と言われるほど、通行人にも認知されるようになりました。これはとてもありがたいことです。アムツールの法則でも書きましたが、まずは認知が必要です。お店の存在が広がっている証拠だと感じています。
さらに、「いつでも空いている」と思われるお店は、実はチャンスロスが少ないのです。逆に、「いつ行っても混んでるね」という印象は、お客様を遠ざける原因になります。僕自身も好きなお店がいくつかありますが、「今日は混んでるだろう」と思って行かないことがよくあります。実際に行ってみると入れるような状況でもそれだけで選択肢から外れてしまうのです。
ただ、僕のお店でも、土日のティータイムにはウェイティングが発生してしまうことがありますが、この状況を喜ぶことはできません。限られた時間しか来店できないお客様にとって、不便なお店に見えてしまうからです。僕はむしろこの状況を懸念しています。
次に、会計単価は移転後1800円前後です。カフェとしては少し高めに感じるかもしれませんが、物販(テイクアウト商品)で売上の半分を占めているため、比較的高回転です。そして、豆を購入されたお客様はすぐに帰ります。つまり、超高回転のお客様がいる一方で、イートインのお客様は低回転のお客様もいます。
このように、豆を購入する高単価・高回転のお客様、イートインする高単価・低回転のお客様、ドリンクだけ楽しむ低単価・低回転のお客様が混在しています。これにより、バランスの取れた営業ができており、結果的にいつでも席が空いている状況を確保できています。
また、僕はスイーツの訴求を完全にやめました。これは、珈琲を楽しむお客様とのミスマッチを避けるための実験的な試みです。以前はプリンやゼリーの持ち帰りを希望するお客様が多く、それによって利益が圧迫されていましたが、スイーツを控えることで、このような客層の来店がなくなりました。これにより、珈琲好きのお客様を選択的に狙うことができ、利益率も高めに設定できています。
座席数も20坪に対して12席という、飲食店としては少ない席数ですが、これが僕の理想のスタイルです。もちろん、長時間滞在してゆっくり過ごしていただくお客様も大歓迎です。お客様がくつろげる空間を提供しながら、収益性を確保できるお店を目指しています。
結果として、「いつも空いてる」という言葉は、最高の褒め言葉だと僕は感じています。
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