どの程度バズったかというと、当時、大学生が「一度はInstagramで見たことがある」というレベルの認知度でした。さらに、スマートニュースにも取り上げられるほどの注目を集めるバズです。そんな話題性が高まったカフェですが、その後の経営にどのような影響があったのかについて、オーナーたちの体験談から学んだことをお話しします。
SNSバズの功罪
まず、SNSでバズることは短期間で多くの人に注目される良い機会です。突然、行列ができるほどの話題になれば、売上が一気に伸びることもあるでしょう。しかし、それが長期的な経営にどう影響するのかは別問題です。
あるカフェオーナーから聞いた話では、SNSでバズったことが原因で、逆に近隣の常連客が利用しづらくなったというのです。行列ができることで、地元のお客さんが「いつも混んでいて入れないお店」という印象を持ってしまい、常連客が足を運ばなくなってしまったとのことです。オーナーさんは、「もっと地域の方に気軽にカフェを利用してほしい」と思っていたにもかかわらず、バズの影響でその願いが逆に遠のいてしまいました。
遠方からのお客さんは一見客
行列を作っているのは誰かというと、主に遠方からわざわざ訪れる一見客が多いようです。SNSで話題になったお店に行ってみたい、という動機で一度だけ訪れることが多いですが、リピーターになるケースは少ないです。彼らの訪問は一時的なものにすぎず、結果としてバズが収束すれば、これまでの集客力が一気に落ちてしまいます。
さらに、SNSのバズは流行の移り変わりが速いため、インフルエンサーやフォロワーは次の話題の店へと移行していきます。これによって、一度話題になったカフェも「過去にバズったお店」として扱われ、遠方からの一見客も徐々に減少してしまうのです。
オペレーションの崩壊と悪評の増加
別のカフェオーナーからは、バズによる急激な混雑がオペレーションの崩壊を引き起こしたという話を聞きました。通常の営業スタイルでは対応しきれないほどのお客さんが押し寄せることで、スタッフが疲弊し、提供するサービスの質も低下してしまったそうです。その結果、悪い口コミが増え、クレームが多発する事態に陥りました。オペレーションの乱れが引き起こす負の連鎖は、カフェの評判を一気に悪化させてしまいます。
地域密着型のデイユース戦略が鍵
このような話を聞くと、SNSのバズは一時的な注目を集めるにすぎず、カフェ経営においては持続可能な成長をもたらさないことがわかります。特に地域密着型のカフェを経営する場合、SNSでの一過性のバズに頼るのではなく、地元の人々に日常的に利用してもらうことが重要です。
僕のカフェでも、SNSのバズに依存することなく、地域のお客さんに愛されるお店作りを心がけています。毎日コツコツと積み上げていくことで、リピーターが増え、安定した売上を確保できるのです。このような「デイユース」を狙った戦略こそが、長期的な経営の成功に繋がると信じています。
僕のカフェの取り組み
僕のカフェでは、ドリンクメニューに特化しています。特にコーヒーに強いこだわりを持ち、高品質な一杯を提供することを大切にしています。軽食やランチセットは一切提供していませんが、シンプルで丁寧に淹れたコーヒーが地域のお客さんの日常の一部となるよう心がけています。
また、居心地の良い空間作りにも力を入れており、地元の方々が気軽に立ち寄れるような雰囲気を大切にしています。カフェはただの飲食の場ではなく、地域に根ざした「日常の一部」として機能する場所を目指して、安定した経営を実現していきたいと考えています。
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