カフェにお客さんが来る順序 〜イノベーター理論を活用したマーケティング〜

経営知識

カフェをオープンしたりリニューアルしたりすると、「どんなお客さんが最初に来るのか?」と考えることがあると思います。実際、新しいお店ができたとき、最初に来るお客さんには特徴があります。その流れを理解しておくと、どんなマーケティングをすればいいかが見えてきます。

カフェにお客さんが来る順序は、マーケティングの世界でもよく言われる流れに似ています。最初に来る人たちは新しいものに敏感で、次に来るのはその友達や、さらに周りの人がどんどん集まるといった具合です。ここでは、その流れをわかりやすく説明していきます。

1. 最初に来るのは「新しいもの好き」

カフェがオープンしたばかりのとき、まず足を運んでくれるのは「新しいもの好き」な人たちです。この人たちは、新しいカフェやメニューをいち早くチェックしたいという好奇心が強いので、オープン直後に来てくれる確率が高いです。

この層のお客さんは、流行に敏感で、面白そうなお店があればSNSに投稿するのが好き。例えば、Instagramでおしゃれな写真を撮ってシェアしたり、Twitterで「新しくオープンしたカフェ、行ってきた!」とツイートすることがよくあります。つまり、この層のお客さんに満足してもらえれば、自然とカフェの情報が広まっていきます。

2. 次に来るのは「早めにチェックしたい人たち」

最初に来る新しいもの好きが情報を発信すると、その影響で「早めにチェックしたい人たち」が次にやって来ます。この人たちは、友達やSNSの投稿を見て「お、なんか良さそうなカフェだな」と思ったらすぐに動き出す層です。

この段階では、まだカフェ自体が口コミだけで広がっている感じです。でも、この人たちも情報を発信するのが好きなので、どんどん口コミが広がっていきます。例えば、「あそこのカフェ行ってきたけど、雰囲気がよかったよ」とか、「コーヒーが美味しかった!」といった感想がTwitterやInstagramで見られるようになります。

この層の人たちは、お店の雰囲気やサービスの質を特に重視する傾向があるので、ちょっとした接客の丁寧さやおしゃれな店内の雰囲気が好評を得やすいです。

3. 徐々に「周りも行っているから自分も」という層が来る

カフェがある程度話題になってくると、「周りが行っているから自分も行ってみよう」というお客さんが来始めます。この層のお客さんは、新しいものに対してそこまで敏感ではありませんが、周りの評判が良いと感じたら「じゃあ、自分も行ってみよう」となります。

この段階で、カフェはある程度地元の人に知られるようになってきて、安定的にお客さんが増えていく時期です。ここまで来れば、カフェは「ちょっと話題のお店」という位置づけになっているかもしれません。重要なのは、この時点でサービスやメニューの質が安定していることです。この層のお客さんは、「サービスが良かった」「落ち着いて過ごせた」という体験を求めています。

4. 「周りがみんな行っているから安全」と感じる層

さらに時間が経つと、「周りがみんな行っているから自分も行ってみようかな」と感じる層のお客さんが来始めます。この層の人たちは、新しい場所にはなかなか行かないタイプですが、ある程度安心感が得られると行動を起こします。

この段階になると、カフェの認知度はかなり高まり、広範囲のお客さんが訪れるようになります。家族連れや会社帰りのグループなど、より幅広い客層がカフェに足を運んでくれるようになるでしょう。キャンペーンや大々的なプロモーションを使うことで、この層のお客さんにリーチしやすくなります。

5. 最後に来る「本当に慎重な人たち」

最終的に、「本当に慎重な人たち」が来店します。この層のお客さんは、新しい場所にはなかなか行かないタイプですが、他に選択肢がない場合や、もう話題になってから時間が経ったときにやっと行くことがあります。

この層の人たちが来るのは、カフェが地域に定着して長い時間が経ったあとです。特に急いで対策を取る必要はありませんが、長期的にカフェを運営する中で、自然とこの層の人たちも来店してくれるようになります。

カフェにお客さんが来る流れを知ってマーケティング戦略を立てる

カフェにお客さんが来る順序を理解することで、適切なタイミングで適切なマーケティングを展開することができます。最初の段階では、新しいもの好きや早めにチェックしたい人たちにアプローチし、その後は口コミや評判が広がることを期待してサービスを提供していくことが大切です。

オープン時には、SNSでのキャンペーンや、限定メニューの提供などを通じて、新しいもの好きのお客さんに響くようなマーケティングを行うと良いでしょう。その後、口コミサイトでの評価を高めたり、リピーターを増やすためのポイントカードやイベントなども効果的です。

私の経験上、「周りも行っているから自分も行こう」という「アーリーマジョリティ」にアクセスできるまでには、だいたい3ヶ月ほどかかりました。それまでは、最初の段階で来てくれたお客さんが少しずつ口コミで広めてくれたのですが、この3ヶ月という期間を通じて、徐々に売上の推移が見えてきた感じです。また、Googleなどの検索を見て来店してくれるお客さんが増え始めたのも、ちょうど同じくらいのタイミングで、やはり3ヶ月程度かかった印象があります。

イノベーター理論を取り入れる

この流れは、マーケティングにおける「イノベーター理論」と密接に関連しています。イノベーター理論は、新しい商品やサービスが市場に普及する過程を5つの段階に分けて説明するもので、カフェのような店舗ビジネスにも当てはまります。最初に「イノベーター(革新者)」が来店し、次に「アーリーアダプター(初期採用者)」、「アーリーマジョリティ(前期多数派)」、そして「レイトマジョリティ(後期多数派)」、最後に「ラガード(遅滞者)」が来店するという順序です。

この理論を理解することで、お客さんの流れを予測し、効果的なマーケティング戦略を立てることができるようになります。最初のイノベーターやアーリーアダプター層をどう引きつけるか、またその後のマジョリティ層にどのようにアプローチするかが、カフェ経営の成功に繋がる鍵です。

まとめ

カフェにお客さんが来る順序を理解し、それに合わせてマーケティング戦略を立てることは、成功するカフェ運営の鍵となります。新しいもの好きから始まり、口コミを広げていき、最終的に地域に根付くお店になるためには、各段階でのお客さんのニーズを理解し、対応することが大切です。

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